淋菌感染症:Gonorrhea Infection
- 病原体:淋(りん)菌
- 感染経路:性行為(眼・口・のど・尿・膣・肛門)
- 潜伏期間(感染してから症状が出るまで):約2〜9日
- 検査方法:尿検査、感染部位(膿、のど、膣分泌液、肛門)ぬぐい検査
- 治療方法:抗菌薬(点滴・内服)の投与
特徴:Features
淋菌感染症とは、細菌の一種である淋菌(Neisseria gonorrhoeae)に感染することによる疾患です。
淋菌は、主に性交や性交類似行為により、感染部位の粘膜との接触や分泌物との接触により、ヒトからヒトに感染します。淋菌はヒトの粘膜から離れると感染性を失うため、性交や性交類似行為以外で感染することはごく稀ですが、手指やタオルを介しての感染が疑われる報告も一部あります。
一度の性交渉での感染率は約20〜50%で、クラミジアの同時感染も20〜30%と言われています。クラミジアに次いで2番目に多い性感染症であり、傾向として20代の男性に多いです。
喉や直腸、眼にも感染しますが、症状はほとんど出ません。喉の場合は、咽頭炎のような、のどの腫れ、痛み、発熱などがあります。直腸の場合は、肛門のかゆみ、不快感、下痢、血便などがあります。眼の場合は、まぶたの腫れ、白目がゼリー状に膨れる、膿が出る(淋菌性結膜炎)などがあります。また、性器に淋菌が感染している人の10~30%で、喉にも淋菌が存在しているとの報告があります。
治療せずに放置すると、菌が血液から全身に広がり、心膜炎、心内膜炎、髄膜炎および肝周囲炎を起こします。典型例の関節や皮膚の炎症では、急激に発症し、発熱、複数の関節で痛みや動きが制限され、赤く腫れあがります。関節が発熱し押すと痛む等の症状が出ます。
症状:男性の場合 Symptoms:For men
一般的な症状は急性尿道炎により、尿道のかゆみや熱っぽさから始まり、黄色の膿みや粘液性の分泌物が出現し、排尿時にうずくような痛みがあります。排尿時の痛みがひどくなり、ペニス全体が腫れ上がるほどの激しい症状が出ることもあります。後遺症として尿道狭窄により排尿困難になることがあります。
治療せずに症状が進むと、尿道狭窄(尿道が狭くなる)、前立腺炎、精巣上体炎となります。この場合は前立腺や陰嚢の腫れ、うずくような痛み、全身の発熱などの症状があります。治療後に不妊症や無精子症を生じる場合があります。自覚症状のない場合もありますが、感染していないわけではなく、感染源になります。
症状:女性の場合 Symptoms:For women
子宮頸管炎や尿道炎として発症しますが、自覚症状のない場合が多く、その場合でも感染源になります。症状がある場合は、緑黄色の濃いおりものや、おりものの増加、生理以外の出血(不正出血)、下腹部の痛み、性交時の痛み、尿道から膿(うみ)がなど出ます。治療せずに症状が進むと、子宮内膜炎、子宮付属器炎(卵管炎、卵巣炎)、骨盤内炎症性疾患(PID)、肝周囲炎を起こすことがあり、この場合は、発熱や下腹痛が自覚症状となります。後遺症として、子宮外妊娠や不妊症となることがあります。
症状:新生児の場合 Symptoms:For newborns
母親が感染していると、産道感染(出産時に赤ちゃんが産道を通る時の感染)し、淋菌性結膜炎(まぶたや結膜が非常に腫れ上がり、大量の膿みが滲み出てくる)による失明や関節炎を起こしたり、命に関わる状態になることもあります。
予防:Prevention
予防接種はありません。また、感染して治っても免疫ができないため、何度でも再感染します。
予防には性行為だけでなく、性交類似行為も含む性的接触時には、コンドームを必ず使用することです。
不特定の相手との性的接触を繰り返し行う場合や、複数の性的なパートナーがいる場合には注意が必要です。
治療方針:Treatment Policy
薬剤耐性菌の増加が問題となっており、現在淋菌感染症に対して保険適用を有している抗菌薬は以下の2剤のみです。
- セフェム系(ロセフィン)
- アミノグリコシド系(トロビシン)など
治療効果の判定は抗菌薬開始から2〜3週間を経過した時点で陰性確認を行います。
治療例:Treatment Example
ロセフィン注 1回1g 点滴静注 単回
トロビシン注 1回2g 筋肉注射 単回
クラミジア感染症:Chlamydial Infection
- 病原体:クラミジア・トラコマチス
- 感染経路:性行為(眼・口・のど・尿・膣・肛門)
- 潜伏期間(感染してから症状が出るまで):約1〜3週間
- 検査方法:採血(IgA/IgG)、尿検査、感染部位(膿、のど、膣分泌液、肛門)ぬぐい検査
- 治療方法:抗菌薬(内服)の投与
潜伏期間は約1〜3週間
特徴:Features
細菌の一種でクラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)病原体に感染することによる性感染症です。日本で最も多い性感染症ですが、男女とも半数以上は無症状と言われ、感染しても気付かないことが多いです。主に性交や性交類似行為により、感染部位の粘膜との接触や分泌物との接触により感染します。1回の性行為における感染率は約30〜50%です。
性交類似行為(口腔性交)により咽頭に感染した場合は、咽頭炎により頚部リンパ節腫脹(首のリンパ節が腫れる)、のどの痛み、発熱などの症状が出ることがあります。直腸に感染した場合、肛門周囲の痛みや出血、分泌物の出現し、眼に感染した場合は充血、まぶたの腫れといった症状が出ることもあります。パートナーの片方が治ってももう一人が感染しているとお互いに移し合いを続けてしまいます。
淋菌との重複感染(20〜30%)も多く、淋菌性尿道炎(gonococcal urethritis; GU)の治療にもかかわらず症状が軽減しない場合は、クラミジアの感染が疑われます。
症状:男性の場合 Symptoms:For men
男性器では尿道炎として尿道に症状が出ることが最も多いです。また若年層(10〜30代)の精巣上体炎の原因ともされています。無症状のことが多いですが、軽い発熱、排尿痛、尿道不快感、腫れ、かゆみを感じるなどの症状が出ることがあります。尿道分泌物(サラサラした透明〜乳白色の膿)による下着の汚れで、気付くこともあります。男性では治療しないと前立腺炎や精巣上体炎、不妊症の原因となることがあります。
症状:女性の場合 Symptoms:For women
自覚症状を感じないことが多いです。そのため潜伏期間を特定するのは難しく、無自覚のうちに男性パートナーや出産児へ感染させることもあります。子宮の入り口(子宮頸管)に炎症を起こすため、おりものが黄色くなり増える、生理痛のような痛み、下腹部の痛み、性行為時の痛み、生理以外の出血(不正出血)などの症状が出ることがあります。
子宮頸部に感染した後は子宮頸管炎を発症し、無治療例では子宮内膜炎、卵管炎と上行感染を引き起こし、さらに無治療では、骨盤内付属器炎(PID:Pelvic Inflammatory Diseases)、骨盤内から上腹部へ拡散すると、肝周囲で増殖し右上腹部痛を伴う肝周囲炎を発症します。子宮外妊娠、不妊症、母子感染の原因となります。妊婦健診において正常妊婦の3〜5%にクラミジア保有者が認められており、女性の不妊症の1/3はクラミジアが原因と言われています。
症状:新生児の場合 Symptoms:For newborns
妊娠中に感染すると流産・早産の原因になることもあります。
また、母親から出産時(分娩時の産道感染)に感染し、結膜炎や肺炎を発症することがあります。結膜炎になる場合は生後5~12日に、目ヤニや結膜充血などの症状が出ます。肺炎になる場合は1~2ヶ月の潜伏期を経て、通常は熱が出ることはなく、呼吸が頻繁になる、呼吸時に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音がする、痰や喀血を伴う湿った咳がでるなどの呼吸器症状がでます。低出生体重児などでは重症化する場合もあります。
予防:Prevention
予防接種はありません。また、感染して治っても、免疫を獲得しないので再度感染します。
予防には、性行為だけでなく性交類似行為も含む性的接触時にはコンドームを必ず使用することです。
無症状で感染している場合があるので、不特定の相手との性的接触を繰り返し行う場合や、複数の性的なパートナーがいる場合には注意が必要です。
治療方針:Treatment Policy
クラミジアに効果のある抗菌薬(抗生物質)を1日〜1週間投与します。
- マクロライド系(ジスロマック、クラリス)
- テトラサイクリン系(ミノマイシン)
- ニューキノロン系(クラビット)など
重症例では入院のうえ、点滴静注療法を行うことがあります。
治療効果の判定は抗菌薬開始から2〜3週間を経過した時点で陰性確認を行います。
治療例:Treatment Example
内服
ジスロマック錠(250mg) 1回4錠 1日1回 単回
クラリス錠(200mg) 1回1錠 1日2回 7日間
ミノマイシンカプセル(100mg) 1回1カプセル 1日2回 7日間
点滴
ミノマイシン注 1回100mg 1日2回 点滴静注 3〜5日間
ジスロマック注 1回500mg 1日1回 点滴静注 1〜2日間+ジスロマック錠(250mg)1回1錠 1日1回 5〜6日間
クラビット注 1回500mg 1日1回 点滴静注 7日間
梅毒
- 病原体:梅毒トレポネーマ
- 感染経路:性行為(眼・口・のど・尿・膣・肛門)、キス
- 潜伏期間(感染してから症状が出るまで):約1ヶ月(個人差あり)
- 検査方法:採血(感染後1ヶ月以上経過はTP/RPR、感染後2ヶ月以上経過後はTP)
- 治療方法:抗菌薬の投与
特徴
20代の男性に多く、皮膚や粘膜の小さな傷から感染する。進行性の病気であり、感染後も一旦症状が消えるため治ったと間違われることが多い。感染力は強く、1回の性行為でうつる可能性は15〜30%の確率。治療の遅れや放置すると脳や心臓に重大な合併症を起こす。妊娠中は赤ちゃんにも感染することがある。なお、梅毒はHIVの感染リスクを高める可能性がある。
症状
梅毒は、感染したあと、経過した期間によって、症状の出る場所や内容が異なる。
第一期
感染後約1か月で、感染した場所(性器、肛(こう)門、口など)に、できもの、しこり、ただれなどができる。治療しなくても、数週間で症状は消える。
第二期
感染後3か月程度経つと、手のひらや足の裏など全身に小豆大のイボ、発疹、湿疹などができる。治療しなくても、数週間から数か月で症状は消える。
- 第三期、第四期もありますが、現在の日本国内において進行した症例はほとんど報告がありません
当院では治療として注射薬のステルイズ®の取り扱いもございます。
トリコモナス症:Trichomoniasis
- 病原体:トリコモナス原虫
- 感染経路:性行為(性液・尿・膣)、浴槽・トイレ・タオル等の共用
- 潜伏期間(感染してから症状が出るまで):約1〜3週間(個人差あり)
- 検査方法:尿検査、膣分泌物(綿棒)ぬぐい採取
- 治療方法:抗原虫剤(フラジール:内服薬)の投与
特徴:Features
トリコモナス症は、腟トリコモナス(Trichomonas vaginalis)という原虫に寄生されることで引き起こされる、腟や尿道、性器の性感染症です。WHOによると世界中で年間1億7000万件の感染者が発生していると推定され、それゆえに世界で最も流行し最も有名な性感染症といわれています。世界で一番感染者数の多い性感染症であり1位はトリコモナス症、2位はクラミジア、3位が淋菌、4位が梅毒、と続きます。
日本では男性の1〜2%、女性の5〜10%が感染しているといわれており、年齢分布では男性では40〜49歳、女性では21〜22歳、48〜51歳が感染者のピークだと報告されています。また女性の方が男性よりも症状が強く現れますが、全感染者の70〜85%がほとんど無症状か無症候性(病気を抱えているが症状がない状態)です。
主な感染経路は性行為であり、長期にわたり泌尿生殖器に持続感染することがあるため、意図せずにセックスパートナー(Sex partner)を感染させます。また性行為(Sexual act)の経験が無い女性や幼児でも感染者の報告があり、身に付ける下着やタオル、共用の便座や浴槽などモノを通じて介した間接的な接触でもうつることが知られており有病率の高さに繋がっています。
正確な潜伏期間は10日前後や4〜28日程度など研究報告もあり正確な期間は不明です。
膣トリコモナス(T. vaginalis)は、膣ばかりではなく子宮頸管、下部尿路、パートナーの尿路、前立腺などにも侵入することで尿道炎、腟炎、膀胱炎、精巣上体炎、前立腺炎を引き起こすこともあります。
診断は、直接鏡検、試験紙検査、腟分泌物の核酸増幅検査、尿や尿道分泌物培養検査で判断し、メトロニダゾールやチニダゾール等の治療薬を使用します。
トリコモナス症患者の多くは、 淋菌感染症やその他の性感染症の同時感染もよくみられること、続発症としてヒト免疫不全ウイルス(HIV)や卵管炎などの骨盤内感染(PID)の関係性も指摘されています。感染者は症状が軽減しても感染症が治るまで性交を控えないとパートナーを感染させる可能性があります。
症状:男性の場合 Symptoms:For men
感染した男性の70%以上の割合で症状がない(無症候性)ことが多く、症状があっても軽い排尿時の痛み、頻尿、かゆみ、不快感、分泌物など一過性の尿道炎症状がみられる程度です。尿道(膀胱から尿が排泄されるまでに通過する部分)内で増殖し炎症を起こすため、尿道の刺激感、早朝にかけて排尿困難や頻尿の出現、泡状もしくは膿性の分泌物を生じることがあります。尿道への感染だけの場合は性行為後にすぐに排尿することで洗い流されることもあります。前立腺や精嚢に寄生することで前立腺炎、亀頭包皮炎、精巣上体炎などの合併症を生じるとされています。男性の大半の人が無症状、軽い症状だからこそセックスパートナーに感染させ拡大する可能性があります。
症状:女性の場合 Symptoms:For women
女性の場合、半数以上は感染しても症状がなく経過し、最終的に症状を発症していきます。症状が出ない保菌状態が数ヶ月続くこともあり、いつ誰から感染したか感染経路が判明しないケースも多いです。症状は男性よりも強く、白色から黄緑色の泡状の生臭い悪臭の強い帯下(強い悪臭がするおりもの)の出現、陰部(外陰部、膣)の刺激感、陰部過敏による痛み、強いかゆみ、性交痛、排尿時痛、排尿困難などです。症状がない場合でも発症をせず感染をしている状態のため、治療をしないと他の人を感染させます。重症の場合、陰部や周辺の皮膚が炎症を起こし、腟の入口周辺の組織(陰唇)が腫れて浮腫みます。また感染している70%の人に膣内に発赤を認め、約90%の人に腟壁および子宮頸部の表面に「苺状」の赤い斑点が現れることがあります。トリコモナス原虫は膣だけでなく子宮の入り口(子宮頸管)、膀胱、尿道にも寄生し尿道炎やときに膀胱炎も起こします。
症状:新生児の場合 Symptoms:For newborns
妊娠中に感染すると、早産や未熟児が増加するとの報告があります。また妊婦から新生児への垂直感染も認められ、新生児結膜炎や乳児肺炎を引き起こすことがあります。
予防:Prevention
トリコモナスは自然治癒させることができません。また治療を行い完治しても免疫はできないため、何度も繰り返し感染します。
治療方針:Treatment Policy
分泌物の顕微鏡検査や培養検査や遺伝子学的検査を行います。抗トリコモナス剤の内服薬や膣(ちつ)錠で治療します。現在は5-ニトロイミダゾール系のメトロニダゾールが一般的です。基本は経口剤を用いますが、膣錠の単独療法や難治例や再発例では経口・膣錠による併用療法を選択することもあります。重要なのは必ず医療機関で診断を受け、パートナーも同時期、同期間に一緒に完全に治すことです。また内服投与により胎盤関門を通過して胎児に移行することが知られているため、妊娠12週未満の投与は行いません。
治療例:Treatment Example
メトロニダゾールの経口投与で90〜95%の消失がみられます。同時期に患者とパートナーの両者を治療すればその予後は良好です。注意としてメトロニダゾールは、投与中の飲酒により、アンタビュース様症状(周期的に反復する発作的な腹部の痛み、吐き気、皮膚の紅潮)を引き起こすことがあります。そのため投与中および投与後3日間の飲酒は避けることが必要です。
経口薬
メトロニダゾール(フラジール錠250mg) 1回1錠 1日2回 10日間
チニダゾール(ハイシジン錠200mg) 1回1錠 1日2回 7日間
チニダゾール(ハイシジン錠500mg) 1回4錠 単回投与
膣錠
メトロニダゾール(フラジール膣錠250mg) 1日1錠 10〜14日間
チニダゾール(ハイシジン膣錠200mg) 1日1錠 7日間
性器ヘルペスウイルス感染症
- 病原体:単純ヘルペスウイルス1型又は2型
- 感染経路:性行為(眼・口・のど・尿・膣・肛門)、タオルや食器など間接的接触
- 潜伏期間(感染してから症状が出るまで):約3〜7日(個人差あり)
- 検査方法:採血、水ぶくれを破って、内溶液に含まれる感染細胞の検査
- 治療方法:抗ウイルス剤(内服、軟膏)、抗炎症剤、鎮痛剤の投与
特徴
男性は30代、女性は20代が多い。一度感染するとウイルスが一生涯体の中に住み続けて完全に除去することができず、体力や免疫が落ちた時に再発を繰り返す。性器ヘルペス感染症は、主として2型。1型の口唇(こうしん)ヘルペスウイルスも、口から口へ、口から性器にも感染する。
症状:男性・女性の場合
主に口、性器、お尻周辺の水ぶくれ・尿道からの分泌物・歩行困難になる場合もある
性器カンジダ症
- 病原体:カンジダ・カンジダ属
- 感染経路:性行為(性器、口腔内、膣、尿、皮膚)、浴場など共有部分でも注意が必要
- 潜伏期間(感染してから症状が出るまで):何年にも及ぶことがあります。
- 検査方法:尿検査、皮膚擦過検査、膣分泌物検査
- 治療方法:抗真菌薬(内服、軟膏、膣錠)
特徴
カンジダは真菌(カビ)の一種。セックスで感染するが、健康な人でも体内に持っている常在菌である。そのため免疫や抵抗力が落ちた時などに発症する。
症状:男性の場合
亀頭のかゆみ・赤み・水ぶくれ
症状:女性の場合
陰部のかゆみ・おりものの増加(ヨーグルト状)・膣の痛み、熱感・性交痛
HIV/エイズ
- 病原体:HIV(ヒト免疫不全ウイルス)
- 感染経路:性行為(口、性器、性液、膣分泌物、肛門)、血液を介した感染、母子感染
- 潜伏期間(感染してから症状が出るまで):何年にも及ぶことがあります。
- 検査方法:採血検査
- 治療方法:抗HIV薬(3〜4種類を組み合わせた多剤併用療法)
- 初期症状:発熱、筋肉痛、関節痛、リンパ腺の腫れ
尖圭(せんけい)コンジローマ
- 病原体:HPV(ヒトパピローマウイルス)
- 感染経路:性行為(口、性器、性液、膣分泌物、肛門)、粘膜表面の傷から感染
- 潜伏期間(感染してから症状が出るまで):約3週間〜8ヶ月程度(個人差あり)
- 検査方法:医師の問診・視診・触診
- 治療方法:外科的治療(切除・CO2レーザー・電気メスによる焼灼術)、軟膏塗布
- 症状:陰部にカリフラワーのような突起 顆粒状、鳥のトサカが複数見られる
他にも様々な性感染症がありますが、あなたのお力になりますので遠慮なく一度相談だけでもいらしてください。いつでもお待ちしております。